日米のカリキュラム比較ガイド
アメリカ現地校と日本の学校では、英語、数学、理科、社会のカリキュラムに大きな違いがあります。お子様の現地校での学習をスムーズにサポートするための情報をご提供します。
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日本の小学校英語カリキュラム
1・2年生
英語は必修ではなく、英語の歌を歌うなど英語に慣れていくための活動が中心です。成績評価はありません。
3・4年生
外国語活動が始まり、週1コマ程度。「聞くこと」「話すこと」を中心とした授業で、成績評価はまだありません。
5・6年生
英語授業が本格的にスタートし、週2コマ程度。「読むこと」「書くこと」を含めた4技能の指導が始まります。
日本の小学校英語教育は段階的に導入され、まずは英語に親しむことから始まり、高学年になるにつれて徐々に本格的な学習へと移行します。アメリカの現地校では小学1年生から本格的な英語学習が始まるため、渡米したお子様はこのギャップに戸惑うことがあります。
日本の小学校英語学習内容の詳細
3・4年生の学習内容
  • あいさつ表現(How are you? I am~、What do you like? I like~)
  • アルファベット学習(ローマ字、形と音)
  • 数を数える(1~20まで、How many?)
  • 曜日(What day is it today? It is~)
  • 時間(What time is it?)
この段階では主に口頭でのコミュニケーションが中心で、文字の読み書きはまだ本格的には行いません。
5・6年生の学習内容
  • 自己紹介(When is your birthday? What do you want to be?)
  • できること(I/He/She can~)
  • 位置と場所(Where is~?)
  • アルファベットの書き取り(自分の名前、簡単な英作文)
GATE現地校学習塾では、日本の英語カリキュラムとアメリカのカリキュラムの差を埋めるための個別指導を提供しています。お子様の日本での学習状況を踏まえた上で、スムーズに現地校の授業についていけるようサポートいたします。
日本の中学校英語カリキュラム
1
中学1年生
  • be動詞現在形・一般動詞現在形・三単現
  • 助動詞(can, must, may)
  • 指示代名詞・不定代名詞・名詞の複数形
  • 疑問文(How, what, when, where, which, who, why)
  • 副詞・形容詞、冠詞・前置詞、接続詞
  • 命令文、Let'sの文
2
中学2年生
  • be動詞過去形・一般動詞過去形(規則・不規則)
  • 現在進行形・過去進行形・未来形
  • 所有代名詞・再帰代名詞
  • There isの文、感嘆文、付加疑問文
  • 接続詞(that節)、不定詞、動名詞
  • 比較・比較級・最上級・比較の構文
3
中学3年生
  • 文型と品詞(第1~5文型)
  • 現在完了形
  • 関係代名詞
  • 接続詞(if, whether)
  • 不定詞の構文
  • 受動態、mustとhave to
日本の中学校では3年間で英文法の基礎をほぼ学習しますが、アメリカの現地校では小学校段階から同様の文法を実際の使用場面で学んでいます。GATE現地校学習塾では、日本とアメリカの学習進度の違いを踏まえた上で、お子様に最適な英語学習プランをご提案いたします。
日本の高校英語カリキュラム
高校1年生
基本文型、助動詞、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、仮定法、話法+前置詞、接続詞などの文法を学びます。中学卒業時の1600語に加え、約1000語の新出単語を習得します。
高校2年生
高1文法の応用として、関係代名詞、関係副詞、分詞、助動詞、仮定法などを深く学び、長文読解に取り組みます。高1の語彙に加え、500~600語の新出単語を習得します。
高校3年生
文の種類、文型、前置詞、代名詞、助動詞、受動態、動名詞、不定詞、時制の一致、名詞と冠詞、特殊な構文などを学び、リスニング力も強化します。高2の語彙に加え、500~600語の新出単語を習得します。

日米の英語教育の大きな違い
日本の英語教育は文法理解を重視する傾向がありますが、アメリカでは実践的なコミュニケーション能力の育成が中心です。GATE現地校学習塾では、この違いを理解した上で、バランスの取れた英語指導を提供しています。
渡米したお子様が高校レベルの場合、日本で培った文法知識を活かしながらも、実践的な英語運用能力を身につけることが重要です。当塾では、お子様の日本での学習履歴を考慮し、アカデミックな英語力を効率的に伸ばすサポートを行っています。
日本の算数・数学カリキュラム
小学校の算数
日本の算数は計算力と論理的思考力の育成に重点を置いています。分数や小数の計算、図形の理解など基礎的な内容を丁寧に学習します。アメリカの算数に比べて、計算問題の量が多く、早い段階から複雑な計算に取り組みます。
中学校の数学
日本の中学数学では、代数学や幾何学の基礎を学びます。方程式、関数、図形の性質などを体系的に学習し、論理的な証明にも取り組みます。アメリカの数学と比較すると、より抽象的な概念理解に重点を置いています。
高校の数学
日本の高校数学は難易度が高く、微分積分学や線形代数学などの高度な内容も含まれます。受験を意識した問題解決能力の育成が重視されます。アメリカの高校数学より進度が速い傾向があります。
GATE現地校学習塾では、日米の数学教育の違いを理解した上で、お子様がアメリカの数学授業にスムーズに適応できるよう指導しています。日本で培った計算力や論理的思考力を活かしながら、アメリカの数学で重視される応用力や表現力も養います。
日本の理科カリキュラム
日本の理科教育の特徴
  • 小学校では生物、地学、物理、化学の基礎を幅広く学習
  • 中学校では各分野をより深く学び、実験や観察を重視
  • 高校では物理、化学、生物、地学が独立した科目となる
日本の理科教育は体系的・網羅的であり、基礎知識の習得を重視する傾向があります。一方、アメリカのサイエンス教育では、科学的思考法や探究活動に重点が置かれ、プロジェクト型の学習が多いという特徴があります。
GATE現地校学習塾では、日本の理科で学んだ知識をアメリカのサイエンスクラスでどのように活かせるか、英語での科学用語の習得方法など、お子様の理科学習をサポートする具体的なアドバイスを提供しています。日米の教育アプローチの違いを理解し、スムーズな適応をお手伝いします。
アメリカ現地校の小学校低学年カリキュラム
1年生の主な学習内容
  • 英語:フォニックス、スペル、ボキャブラリー、短い文章の読解(6行程度)、基本文法(名詞、動詞、SVO・C構造)
  • 算数:1~100までの数、足し算・引き算、図形の名前、長さ(インチ)、お金(コイン)、時計の読み方
2年生の主な学習内容
  • 英語:フォニックス・スペル、物語・会話文・ポエム・レシピの読解、文法(疑問文、感嘆文、過去形、代名詞、形容詞・副詞)、英作文(手紙、インタビュー)、筆記体
  • 算数:位取り(千の位まで)、筆算、掛け算・割り算の導入、分数の理解、図形、重さ、長さ、時間、お金
  • 社会:州の名前と首都、大陸の名前、歴史
  • 科学:水の循環、物質の三形態、月の形、グラフの読み方
日本から渡米したばかりのお子様にとって、英語でのこれらの学習内容は大きな挑戦となります。GATE現地校学習塾では、お子様の日本での学習状況を考慮し、英語の基礎からサポートしながら各教科の内容理解を助ける個別指導を提供しています。特に小学校低学年では、英語の習得と同時に教科内容の理解を進めることが重要です。
アメリカ現地校の小学校中学年カリキュラム
1
3年生
英語:対義語・類義語、Prefix/Suffix、様々なジャンルの読解、複雑な文法(複数形、筆記体、similie、イディオム、冠詞、固有名詞、比較級など)
算数:偶数・奇数、位の数、線と角度、グラフ、括弧を使った計算、面積、筆算(繰り上がり・繰り下がり)、分数と小数の計算、単位変換、文章問題
社会:州の位置と名前、歴史
科学:動物の種類、磁石、植物の仕組み、体に関する単語
2
4年生
英語:音節、同義語・対義語、より複雑な文法(短縮形、所有格、句読法、不規則動詞、比較・最上級、前置詞、接続詞、句と節)、様々な文章の読解と英作文(物語文、手紙、メール、因果関係の説明)
算数:大きな数の位取り、概数、規則性、ローマ数字、正負の数、複雑な筆算、分数の四則演算、線の種類、単位変換、図形(周囲・面積・体積)、確率、グラフ
科学:宇宙(太陽系、月の形)、石と鉱物、自然災害、エネルギー、植物、食物連鎖、科学的方法
3年生、4年生になると学習内容が急速に高度化し、英語力だけでなく思考力も求められるようになります。日本の学習内容との違いも大きくなるため、GATE現地校学習塾では教科ごとの専門用語の習得から概念理解まで、お子様の学年に応じた包括的なサポートを提供しています。お子様の状況に合わせた学習プランをご相談ください。
アメリカ現地校の小学校高学年カリキュラム
5年生の主な学習内容
英語は接頭辞/接尾辞、イディオム、ことわざなどの語彙、複雑な文法(前置詞、接続詞、完了形、時制の一致など)、読解力(メインアイディアとエビデンスの読み取り、事実と意見の区別)、エッセイ構成やリサーチ手法などを学びます。
算数では筆算、虫食い算、単位変換、比、速さ、分数・小数の計算、文字式、図形の面積・体積、統計、グラフなどを学習します。
6年生の主な学習内容
英語ではリサーチ方法、資料の信憑性、引用法、様々な視点でのエッセイ、形式的・非形式的文体の区別などを学びます。
算数では比、速さ、正負の数、絶対値、分数・小数の四則演算、最大公約数・最小公倍数、文字式、図形、統計、座標グラフなどを学習します。
科学では物質(陽子・中性子・電子)、資源、水の循環、海の動き、元素記号、エネルギー、実験方法などを学びます。

GATE現地校学習塾からのメッセージ
日本とアメリカの教育カリキュラムの違いは、お子様の学習において大きな課題となることがあります。特に英語力が十分でない段階では、教科内容の理解も困難になります。当塾では、お子様一人ひとりの状況に合わせた個別指導を通じて、この課題を乗り越えるお手伝いをいたします。日本の教育で培った強みを活かしながら、アメリカの教育システムにスムーズに適応できるよう、専門的なサポートを提供しています。お気軽にご相談ください。